選考のための書類、それが履歴書です。
企業が転職者をまず選考していくためのファーストコンタクトが履歴書です。出来るだけ丁寧に、間違いの無いようにしましょう。
履歴書の書き方のサンプルもございますので、あわせてダウンロードしてご利用ください。
職務経歴書はマイプロフィールです。
忙しい企業の人事担当者に、あなたがこれまでどんな業務に携わり、どんな役割を果たしたか、という点をポイントを絞り、自分の能力や業務知識をわかりやすく伝えることが必要になります。
職務経歴書の書き方次第で、書類選考や次の面接の結果まで左右されます。プロの目で見たとき、職務経歴書の約85%は手直しが必要です。
まず一番に個人のデータを伝える書類として、しっかりと正確に書く必要があるのが履歴書。採用担当者が見やすく、簡潔ながら志望の動機や個性が伝わる内容にしたいものです。
【1】日付
西暦ではなく元号を使うのが一般的。日付は郵送、または持参する日を記入しましょう。
かなり前の日が書かれていると、就職活動に相当時間を掛けている、何社落ちたのだろう、問題がある人かな・・・といった余計な推測を排除しましょう。
【2】写真
直接応募の場合はご用意を。あなたを理解する重要な手がかりになっています。
フォーマルな服装で写真を撮りましょう。
スピード写真はお薦めしません。仕事が出来そうだ、頑張り屋かな、まわりと協調できそうな人かな、といった好印象を与えるような写真にしてください。
重要なのは写真の印象です。
人事の担当者は容姿を見るのではありません。写真の印象から第一印象を図ります。
【3】住所・電話番号
都道府県名から略さずに記入。留守がちの場合は、確実に連絡のとれる携帯電話の番号やEメールアドレスなども書き添えましょう。
【4】学歴
小・中学校は卒業年次まで、高校以上は入学・卒業の年次を明記。大学は国公立・私立、学部・学科まで記入し、履修内容がわかるようにしましょう。「同上」や「〃」は好ましくありません。
【5】職歴
すべての入社・退社歴を書くのが原則です。会社の配属部署や役職名など職務内容がわかるようにします。会社名は(株)、(有)などの略号は使わず「株式会社」「有限会社」と記入します。退職理由は「一身上の都合により」とし、会社倒産など退職理由が書ける場合は書き添えます。基本的にアルバイト歴は記入しませんが、希望職種に有利な仕事に長期間従事したような場合は記入も可。 賞罰がない場合は「賞罰なし」と書き、最後は「以上」としめます。
【6】免許・資格
直接仕事に直結しなくても、公的な免許・資格をすべて記入しておきましょう。取得中のものがあれば「X年X月X日取得見込み」と記入。
【7】志望の動機・特技・得意学科など
新卒者は得意な学科や専攻を、社会人経験者は得意分野やスキルをわかりやすく明記。履歴書の様式によって記入項目が違う場合にもなるべく「空欄」を作らないのがポイント。自己PRのスペースとして有効に活用しましょう。
【8】本人希望欄
希望職種や勤務地がある場合は記入。また、在職中であれば入社希望日も添えておきます。
転職の場合は履歴書の基本データに加えて、自分の過去におこなってきた仕事の実績やスキルなどを細かくアピールするのが「職務経歴書」です。
書式が自由なだけに、いかに自分をPRできる書類が作れるかが書類選考突破のカギとも言えます。
また、業種によってまとめ方やレイアウトも様々な方法があります。自分のキャリアをよく分析し、簡潔で読みやすい内容で構成しましょう。
【1】自分の職歴を振り返る
今までの職歴、業務内容などあらゆるキャリアを年代別にリストアップしていきます。
・どんな仕事をどのくらいの期間やって来たか
・仕事を通して身に付いたものは何か
・取得できた資格や免許、外部的な評価は何か
具体的に書き出したものの中から、自分のPRポイントを抽出しましょう。
【2】紙面構成を考える
PRポイントがまとまったら、紙面構成を考えましょう。用紙は履歴書の用紙に合わせてA4判かB5判で1〜2枚にまとめます。採用担当者が理解しやすいように「表組」を使ったり、「箇条書き」にしたり見た目の工夫が必要です。今はパソコンで作成することが多くなっていますが、書体の選び方、用紙の余白と文字のバランスにも気を配りましょう。
【3】職種にあったまとめ方で作成する
希望職種によってアピールポイントは変わりますが、どの職種でも共通しているのは「やる気と熱意」が伝わるかどうか。スキルは整然と読みやすく、自己PR欄では気持ちの伝わる言葉で自分らしさを表現しましょう。